RELEASE NOTES v1.0.2

本アップデートでは、新規取引先を登録するかどうかのご判断をご担当者様側に戻し、未入力項目を補完するコマンドを追加しました。また、手書きの金額を正確に読み取れるようにし、障害発生時に無言で停止することがなくなりました。

重要な変更 : run コマンドは取引先を自動作成しなくなりましたcontent_copycheck_circle

本バージョンより、Salesforce 上に該当の取引先が見つからない場合、システムは新規取引先を自動作成せず、処理を中断してエラーを報告します。

 

これまでは、フォルダ名が Salesforce 上のどの 取引先 とも一致しない場合、システムはこれを新規の取引先と判断し、取引先 + 取引先責任者 + 納入商品 を自動的に作成していました。

手間はかかりませんが、大きなリスクがありました。

フォルダ名を 一文字でも打ち間違える と、確認を求められないまま Salesforce 上に重複した取引先が作成され、データが誤った後になってようやく気づくことになります。

 

新しい方法: 新規取引先の登録は、専用のコマンドにより、ご担当者様のご判断で実行する形になりました。

 

具体的には、run コマンドを送信すると、システムはフォルダ名をもとに Salesforce 上を検索し、次のように動作します。

同名の取引先が 見つかった場合 該当の取引先に紐付けて 納入商品を作成し、文書ファイルを添付します。従来と同じ動作です。
取引先が 見つからなかった場合 その場で処理を中断 し、フォルダの状態を failed として記録します。
Chatwork には new コマンドの利用を促す案内が届きます。
Salesforce には何も作成されません。

 

この動作は 毎日 00:00 の自動実行 にも適用されます。
システムがご担当者様に代わって取引先を新規作成することは、今後一切ありません。

このエラー通知を受け取った場合は、まずフォルダ名をご確認ください。
単なる入力ミスであれば、フォルダ名を修正して
run を再実行するだけで完了します。
Salesforce 上に本当に存在しない取引先であれば、2.1 の new コマンドをご使用ください。

 

新機能content_copycheck_circle

new コマンド : 取引先の新規登録content_copycheck_circle

New @bot-sf/new/{folder_id}

Salesforce 上に取引先が まだ存在しない 場合にご使用ください。

システムは 取引先 → 取引先責任者 → 納入商品 の順に作成し、文書ファイルを添付します。

前バージョンでシステムが自動的に行っていた処理と同じ内容です。

 

対象の取引先が Salesforce 上に存在しないことをご確認いただいたうえで、このコマンドをご使用ください。

Salesforce 上に 既に存在する 取引先に対してこのコマンドを使用した場合、Salesforce の重複防止機能により 新規作成がブロック されます。

 

システムからは、取引先が既に登録されている可能性がある旨と、納入商品 のみを登録する run コマンドの利用案内が Chatwork に通知されます。

 

この通知を受け取ったものの、新規の取引先であることが確実な場合は、フォルダ名の誤り である可能性が高いです。

Google Drive 上でフォルダ名を修正し、注文処理待ち管理表に反映されるまで 1 分ほどお待ちいただいたうえで、コマンドを再送信してください。

 

1 つのコマンドで複数のフォルダを実行できます。run と同様に、複数のフォルダ ID をまとめて指定できます。

ID は 1 行に 1 つ ずつ記載し、いかなる記号でも区切らないでください。

update コマンド : 未入力項目の補完content_copycheck_circle

New @bot-sf/update/{folder_id}

 

正式な書類が届く前に 取引先 を Salesforce 上で手動作成しており、名称と基本情報しか入力できていない場合を想定した機能です。

発注書 を受領した後にこのコマンドを実行すると、書類の情報をもとに 未入力の項目を補完 します。

 

重要な原則:補完するのは空欄のみで、既存の値は一切上書きしません。

Salesforce 上で既に値が入っている項目は、書類の記載内容が異なっていてもそのまま維持されます。

このコマンドによって入力済みのデータが失われることはありません。

 

システムはまず 取引先 を補完し、その後 取引先責任者 を処理します。

取引先責任者 の処理内容は、その取引先に登録されている担当者の人数によって異なります。

担当者が 登録されていない 場合 書類の情報をもとに、担当者を新規作成します。
担当者が 1 名のみ 登録されている場合 その担当者の未入力項目を補完します。
担当者が 2 名以上 登録されている場合 書類に記載された氏名と、登録済みの担当者一覧を照合します。
■1 名に完全一致した場合 : その担当者を更新します。
■該当者を特定できない場合 : 担当者の処理をスキップ し、警告を通知します。
取引先 は通常どおり更新されます。

 

ご留意いただきたい点
  • このコマンドは 納入商品 を作成しません。作成が必要な場合は、別途 run コマンドをご使用ください。
  • このコマンドは 注文処理待ち管理表 上の状態を変更しません。
  • done を含む すべての状態 のフォルダで実行できます。そのため、いつでも情報を補完していただけます。

 

1 つのコマンドで複数のフォルダを実行できます。
このコマンドも複数のフォルダ ID を同時に受け付けます。
ID は 1 行に 1 つずつ記載してください。

複数の ID を指定する際のルールは、run・new・update の 3 つのコマンドで共通です。ID は 1 行に 1 つずつ記載し、カンマやスペースなどで区切らないでください。同一のコマンド内で同じ ID を重複して記載した場合、システムはエラーを報告し、処理を実行しません。重複を削除したうえで、再度送信してください。

 

どの項目が補完されたかがレポートで分かります。
処理の完了後、Chatwork に届く通知には、更新された項目とその値が一覧で表示されます。
Salesforce を開いて確認する必要はありません。

あわせて、Salesforce 上の 取引先 および 取引先責任者 への直接リンクも表示されますので、その場でご確認いただけます。
補完すべき空欄がなかった場合は、更新項目がない旨が
1 行で通知されます。

AI サービス過負荷時の通知content_copycheck_circle

文書の読み取りに使用している AI サービスは、提供元側で一時的に過負荷となる場合があります。従来はこの状況が発生すると、実行が 途中で無言のまま停止 していました。Chatwork にはレポートが届かず、エラーとなったフォルダより後ろに並んでいたフォルダも、誰も気づかないまま処理されずに終わっていました。

 

本バージョンより、システムは次のように動作します。

  • 数回の自動リトライ を行います。過負荷の多くは一時的なもので、時間をおけば解消されます。
  • それでも接続できない場合は Chatwork に通知を送信 し、AI サービスに接続できなかったこと、および 未処理のフォルダが何件残っているか をお知らせします。
  • 対象のフォルダは pending の状態を維持 します。書類側の問題ではないため、しばらく時間をおいてから再実行していただければ処理されます。再実行用のコマンドは通知に添えられています。
  • 同じ実行内で既に処理が完了していたフォルダは、通常どおりレポートされます。結果が失われることはありません。

改善content_copycheck_circle

手書きの金額を正しく読み取れるようになりましたcontent_copycheck_circle

発注書の金額欄は手書きで記入されることが多く、6500万円、六千五百万円、6千5百万、¥65,000,000 など表記が多岐にわたります。

従来はこれらを次の 2 通りの形で誤って処理していました。

 

■単位が換算されない: 6500万円 が 65.000.000 ではなく 6500 として登録され、10,000 倍 の差異が生じていました。

■単位の文字を数字として誤読する: 万 の文字が数字の 5 と誤認され、6500万円 が 65005 として読み取られていました

 

本バージョンより、読み取りと計算を 2 つの工程に分離しました。

第 1 工程では紙面に記載された内容をそのまま転記 し、第 2 工程でその文字列から数値を導き出します。

これにより 6500万円 は 65.000.000 円として正しく登録されます。

手書きの書類では、判読が困難な文字について AI が誤る可能性は残ります。レポートを受け取った後、金額欄は改めてご確認ください。

納入商品の検収状況を自動入力content_copycheck_circle

システムが作成する 納入商品 には、検収状況 の項目にあらかじめ未が設定されるようになりました。
従来は空欄のまま登録されていました。
登録直後の 納入商品 として正しい初期状態であるため、
Salesforce 上で 1 件ずつ手動選択していただく必要はなくなります。

run コマンド・new コマンドのいずれにも適用されます。

自動クリーンアップ:48 時間 → 8 時間content_copycheck_circle

クリーンアップの周期を 48 時間から 8 時間に短縮 し、1 日 3 回(00:00 · 08:00 · 16:00)実行するようになりました。

動作内容は変更ありません。done・failed・empty のいずれかの状態であり、システムが処理した時点から 8 時間以上経過したフォルダが、Drive 上の作業領域および 注文処理待ち管理表 から削除されます。
クリーンアップの履歴は
[CLEANUP LOG] シートで引き続きご確認いただけます。

フォルダが作業領域から消えるまでの時間が、従来よりかなり短くなります。フォルダ内に保管しておきたいものがある場合は、当日中に取り出してください。

レポートに実行されたコマンドを表示content_copycheck_circle

レポート内の各フォルダの見出しに、実行されたコマンドを示すラベルが追加されました。

run は (新規納入商品)、new は (新規取引先)、update は (更新) と表示されます。

1 つのフォルダに対して複数のコマンドを実行できるため、このラベルによってレポートの内容を即座に判別できます。

不具合修正content_copycheck_circle

fixed 他のユーザーがアップロードしたフォルダをクリーンアップできない問題。 Google Drive では、フォルダを削除できるのは 作成者本人のみ です。そのため他のメンバーがアップロードしたフォルダは削除できず、注文処理待ち管理表 に残り続けていました。本バージョンより、システムが所有するフォルダは完全に削除し、他のユーザーが作成したフォルダは 支店フォルダから切り離す 方式に変更しました。作業領域からは消えますが、作成者の Drive 内にはそのまま残ります。

 

fixed [CLEANUP LOG] シートに各フォルダの結果を明記。 従来のように失敗とだけ表示されるのではなく、何が起きたのかがログから判別できるようになりました。

 

fixed 取引先責任者をスキップした際の警告。 書類に担当者の姓が記載されていない場合や、複数の担当者が存在し対象を特定できない場合、システムはこの処理をスキップし、レポート上で明示 するようになりました。従来はこの部分が無言のまま処理されていました。取引先 は通常どおり処理されます。

 

fixed 文字数超過により切り詰めた際の警告。 Salesforce の一部の項目には文字数の上限があります(例:フリガナ と卒業年度 は最大 30 文字)。上限を超える内容は切り詰めたうえで登録し、その旨を 通知 するようになりました。従来のようにフォルダ全体がエラーになることはありません。

 

fixed 処理段階ごとの状態を正確にレポート。 一部の処理が失敗した場合でも、どこまで作成できてどこからができていないのかが、レポートに正しく反映されます。